悪と悪のデュエル

　遊戯王といえば、基本的には善のキャラクターと悪のキャラクターがカードゲームで対戦するアニメと言えます。まあ、善と悪はしばしば入れ替わる場合もあって、最初は悪者っぽく登場したキャラでも、いつの間にか主人公の仲間になっていたりする場合があります。また、たまに友情の対決として、主人公格のキャラのデュエルがあったりします。

　しかし、いちばん悪い奴と、2番目ぐらいに悪い奴が、ストーリー中盤でデュエルして決着を付けようとする、というのはあまり例がないかも知れません。何しろ、どちらに感情移入して応援しても、気分が悪くなること間違いなし。

　というわけで、昨日の遊戯王は、悪のマリク対獏良という超絶対戦顔合わせでした。どちらにも感情移入できないし、応援もできません。どちらも先年アイテムの所持者という一般人を超越した存在ですから、普通のデュエルにもなりません。闇のゲームになってしまいます。

　とはいえ、どちらかと言われればちょっとだけ獏良の方が可愛げがありますね。獏良のひねくりっぷりと卑怯っぷりは、彼独特のものがあります。

　と～のは、気が進まないけれど獏良くんを応援しています。

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